2006豊玉姫神社水車からくり

今年の演題は「那須与一」。平家方が掲げた扇の的を射落とすと,はらはらと扇が舞い落ちます。

この仕掛けには,間欠滑車(かんけつかっしゃ)という技術が使われています。水車の力を歯車に伝えますが,その歯車の歯の一部が抜けており,その間は動力がニュートラルになっているという仕掛けです。一定期間じっとしていて,与一が射った瞬間に,扇を落とし,また歯車で持ち上げるというものです。
舞台下のカラクリ機構部分も見学できますので,ぜひご覧ください。

小さな人形も一つひとつ動きます。船の後ろの溺れる武士も。
会場に流れる平家物語の浪曲や昔話に,暑さを忘れて見とれてしまいました。

写真帖:2006豊玉姫神社水車カラクリ
参考①:水車からくり・六月灯 - 鹿児島の民俗
参考②:知覧町豊玉姫神社の水車からくり - 動画で見る鹿児島の年中行事
場所:鹿児島県川辺町知覧町郡の豊玉姫神社

日時:毎年7月9日・10日の六月灯・8月15日に公開。