吹上町西原の鬼火たき

ゆーぷる吹上温泉に行く途中、広域農道で見かけました。
高さは8メートルぐらいでしょうか。真ん中にモウソウダケ(孟宗竹)の芯を入れ、下のほうを、4本の竹で櫓を組んであります。周りは笹で蔽い、ロープをかけています。

西原の鬼火たき
公民館から出ていらっしゃった役員の方にお伺いすると、「オネッコ、オネッコタンタンなどとも呼び、今年は明日(日曜日)の午前6時に点火する。家から注連縄など正月のお飾りを持ちより、一緒に焼く。吹上でもいくつかの集落が今もやっているようだ」とのことでした。
櫓は金峰町白川や北薩のような巨大なものではなく、実に素朴な作りです。
もともとの南薩の鬼火焚きの様子をよく伝えている櫓だと感じました。

●調査地:鹿児島県日置市吹上町入来 西原集落 西原自治公民館の広域農道向かい側
●調査日:2015年1月3日(4日午前6時点火。もともとは六日正月の行事)

→解説:鬼火焚き - 鹿児島祭りの森