2013年1月6日

南さつま市の鬼火焚き

七日正月(七日節句・七草の日)に、鹿児島では、鬼火焚きが各地で行われます。今年は久しぶりに南さつま市加世田愛宕の鬼火焚きを見に行きました。
加世田愛宕の鬼火焚き
愛宕の鬼火焚きは、戦後一時途絶えましたが、30年ほど前復活したとのこと。場所は今よりもう少し南側(『畑の学校』の南側)でやっていたとのことです。今は国道270号脇の空き地で行われます。大きな櫓が、帰宅途中、毎年目に留まるのですが、今年は20年ぶりにゆっくり拝見しました。そのころと一番変わっているのは賑わい。子供の数が少なくなって、今年は10人ほどでした。櫓は昔はモウソウダケで、柱は4本組みだったのが、今年はカラダケ(真竹)の3本柱です。以前は6日に作り、一晩番をして、翌朝点火したそうです。モウソウチクのほうがカラダケよりも、パーン、パーンという音が大きく響き渡ったとのこと。朝だと風も治まっていてまっすぐ燃えたそうです。

それでも、正月飾りを焼き、ぜんざいに入った餅を頂いて一年の無病息災を願う意味は変わりません。少し以前と比べ、火の勢い、行事の勢いは下火になりましたが、親御さんたちの奮闘のおかげで、子供たちにはきっと、ふるさとの記憶のひとコマになる事でしょう。
七日節句の火祭り - 加世田風物詩
その他にも、いくつか回ってみました。いずれも明日、正月7日に鬼火焚きをするようです。
加世田内山田松元の鬼火焚き櫓
加世田内山田坂口鬼火焚きの材料
加世田益山鬼火焚きの材料
金峰町尾下の鬼火焚き櫓
尾下は、尾下集落の北側、堀川の堤防に作られていました。下部2.8メートル四方、高さ約8メートル、カラダケ製の4本柱の櫓です。そばにいた子供に尋ねると、行事の名前は「オニビタキ」というそうです。もうオネッポとかオネッコなんて言わないんですね。
→写真帳:南さつま市の鬼火焚き
→解説:鬼火焚き - 鹿児島祭りの森