2010金峰二千年橋竹灯籠作りを見学

竹灯籠祭りは、金峰2000年橋を活用した村おこしを目的に、地域おこしグループ「金峰風の会」が企画し、「大坂地区有志会」とともに、2年前に始まったものです。
竹灯籠作りは、2か所の作業場で行われています。
大坂のJA南さつま大坂事業所跡と、阿多にあるオートボディーミノモの倉庫です。
大坂地区の作業場では、実行委員会長の永池哲志さん(大坂地区公民館長)を中心に、また阿多地区では、実行委員会副会長の蓑茂正利さんをはじめとした皆さんが、竹灯籠作りに励んでいらっしゃいます。
作る竹灯籠は、なんと5000個。2か月にわたっての作業です。
金峰町は昔から職人さんの多い所です。
竹細工をはじめ、今は途絶えた阿多張りキセル、それから阿多タンコ(桶作り)。
もちろん竹も豊富。
白川とともに大坂も、モウソウダケで大やぐらを組む鬼火焚きは有名です。
「金峰2000年橋竹灯籠祭り」の灯籠の特徴は、透かし彫り。
職人の技が息づいているでしょうか。
他のイベントでは、竹の切り口からだけ灯が見えます。
金峰2000年橋の灯籠では、竹に横穴を開け、そこからも灯りがもれる仕掛けです。
横穴は、トンボや動物など、さまざまな模様に開けられています。
この横穴を開けたことによって、風が流れ込み、ロウソクの炎を消してしまうという課題にぶつかります。
防風対策として、
1.サランラップで巻いてみる。
2.ナイロン袋で覆ってみる。
と試していらっしゃいました。
お話をうかがっている間に、又一つ。
3.竹とロウソクの間にペットボトルを切ったものをしきりに入れる。
というアイデア。蓑茂さんの奥さまの名案です。
ちょっと安全性が心配ですが、ロウソクはカップ式の倒れないものを使用。
(料理屋の鍋料理に使う固形燃料のようなもの)
さらに今年は、金峰地区内の保育園・小学校・養護学校へお手伝いを依頼して、ペットボトル灯籠を作成してもらうそうです。
使用済の1リットルボトルの上2/3ぐらいを切り取り、子供達が絵を描いた紙を巻いていきます。
こちらは、六月灯の灯籠のような、楽しいデザインに仕上がっていました。
このイベント、まさに手作り、手探り、ドキドキの灯籠祭りです。
砂の祭典も始まった時はこんな感じだったんでしょうね。
「金峰2000年橋竹とうろう&音楽祭」
第1回が2008年12月28日。一番寒ーい時期に開催。
第2回は少し早めて2009年12月5日。それでも風除けが大変だったそうです。
そして今年は2010年11月6日・7日。
どんな灯籠祭りになるのか。楽しみですね。
おまけ:YouTube「金峰2000年橋竹灯籠祭り:大坂交差点