「南さつま市の無形民俗文化財から」を追加

先日行われた県揖宿・川辺地区文化財保護審議会委員研修会で紹介した「文化財紹介」の口頭原稿です。

→「南さつま市の無形民俗文化財から - 南さつま歴史街道

それに先立って行われた市の審議会で「誰が発表するか?」という話題になり、最年少の私が発表することとなりました。「旧市町ごとの委員で順繰りにしたらどうか」という話もあったのですが、やっぱり南さつま全体を紹介すべきだということになりました。

話は、私が調査してきた内容をビデオで紹介―ということなのですが、実はぜーんぶホームページ「半島文化」に載せてあるものの焼き直しです。

それから質疑の中で「カラカラ船」は「ガラガラ船」というのが、文化財上は正しいという意見が出されました。へぇー、と思いました。決めたのは「坊津町文化財保護審議委員会」だそうです。

私が調べた中では「昔はガラガラ船といっていたが、今はカラカラブネと言っている」という伝承者ばかりでした。実際この玩具を引く子供も、その子供の手を引く親御さんも、今は「カラカラブネ」派です。これも変容の一つですね。「唐カラ船祭り」というイベント名から玩具自体が「カラカラ船」と呼ばれるようになってきたようです。

「カラカラブネ(船車型郷土玩具。元々はガラガラブネと呼んだ)」
という表現がいいよな気がします。どうでしょうか。